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東国原前宮崎県知事と島田洋七氏の対談

東国原前宮崎県知事と島田洋七氏 東国原:師匠もおっしゃっているように、健康には予防が大切ですよ。だからこそ、田舎に引っ越して、健康に暮らしてもらうのが一番じゃないかなと思いますね。

 島田:田舎は、空気は美味しいし、景色はきれいやし、ほんま贅沢やと思うよ。それに比べて都会は、体に悪いもんばっかし。たまに行けばええのよ、都会なんて。都会は、たまに行くから楽しいんやて。俺、来年60歳やけど、そのぐらいの歳になったらお金なんて使わんよ。だから、お金溜めこんだってしゃあないって。

 東国原:まあ、いろんな使い方があるんでしょうけど......。食事も質素になりますよね。僕も50歳になりましたが、食事は一汁一菜というか、あまり油ものは食べなくなりますよね。お金もそんなに使わないじゃないですか。

 島田:うん、ぜいたくっていうほどやないけど、夜に寿司屋に行くぐらい。サバ大好きだしよ。

東国原:サバ食べるって、なんかトキみたいですね(笑)。師匠は、衣装にこだわっているわけではないし、眼鏡も普通だし......。いったいどこにお金使っているのか、ほんと謎です。

 島田:俺、物欲ないからね。

 東国原:でも、みなさんほんとにお金は使わないですよね。老後の不安があるからなんでしょうけど。社会保障がしっかりしていないから貯めたくなっちゃうんでしょうね。

島田洋七氏 島田:いつ死ぬかなんて、誰にもわからんのだから、元気なうちにお金は使ったほうがええって。60歳で80歳になったときの心配すんなって。

 東国原:いや、それは師匠がラテン系だからですよ(笑)。日本人はある意味まじめなんで、なかなかそこまで踏み切れないんです。師匠は常にチャレンジしていますからね。失敗してもあきらめませんからね~。別な言葉で言うと行き当たりばったりなんですけど。

 島田:ほんま計画性ないもんな。ただ自分が楽しければええ。人生一度っきりやからな。気持ちええほうがええって。それを基本に生きているだけや。昔、たけしに言われたよ。おまえみたいに好き勝手に生きて、なんでそんなにいつも笑っていられるのかって。

 東国原:師匠は、狩人なんですね(笑)。一般の人は農耕民族だからやっぱり冒険することに躊躇がある。知らない土地に移るのは抵抗があるんでしょうね。僕は師匠に近いのかな。自分のことは旅人だと思っています。だから、どこにでも住める。

 島田:俺だって、いきなり知らない土地は勧めんよ。たとえば奥さんの実家の近くであるとか。やっぱり誰か知っている人が側にいるほうが、それはええって。でも、見栄さえ取り払えば、どこだって受け入れてくれるよ。人生に見栄なんていらんから。俺、見栄ないからね。そりゃあ、芸人としての見栄は持っているよ。でも生きていく上での見栄はない。他人に迷惑かけんかったら、何やってもええのよ。でも、みんな教養とかそういうのが邪魔するんやろな。

 東国原:僕もこの前、ちょうどそんな話を大学教授の方としていたんですよ。田んぼとか川があって、そこに自転車で落ちたとしますよね。それを失敗と思うか、おいしいと思うかっていう発想の違いはどこにあるのだろうって。お笑いの人は、おいしいと思うらしいんです。おもしろいネタがひとつできたと。これはなかなか普通の人にはないらしいです。失敗を、自分の血肉にするっていう精神は、お笑いで学びましたね。だって、師匠なんて仕事がまったくないときがあったじゃないですか。そういう時でも、温泉行くって、伊香保に、行かほーとか言ってましたからね(爆笑)。  バイタリティとか、そういうのが半端じゃないなーと。人生悩んでいる人は、絶対に師匠のところに行くべきですよ。師匠に話を聞くというより、師匠そのものを見るべきです。僕はがばいばあちゃんは存在しないと思ってますから。がばいばあちゃんは師匠の理念なんですよ。これに学ぶべきですね。そうしたら絶対に自殺が減ります。自殺を考えている人は、師匠を見なさいって。死ぬのがバカらしくなりますから。

 島田:ばあちゃんはいたわ! アホ!! ま、そうやろうな。俺みたいなアホ見たらどうでもよくなるって。


「地方という生き方」 ソニーマガジンズ刊 より抜粋 続きを読みたい方はこちらまで


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